 新宿御苑にて
（財）日本鳥類保護連盟発行「私たちの自然」2003年1/2月号掲載 「目の不自由な方とのバードウォッチング」 参加者：39名+2頭
（目の不自由な方15名、家族友人5名、ガイドボランティア16名、盲導犬2頭、講師2名、記録1名）
去る10月14日(体育の日)、東京バードカービングネットワ−クと（財）日本鳥類保護連盟と
の共催により、新宿御苑で「目の不自由な方とのバードウォッチング」が開かれました。
この催しは、神崎高歩氏（日本鳥類保護連盟）と百武 充氏（連盟専門委員）が講師を務
め、バードカービング制作者が、ガイドボランティアとして視覚障害者の目になり、
どんな色・形なのか伝えるという方法の、自然観察会です。 スクロールして↓
参加者を新宿駅でお迎えする事から始まり、新宿御苑を一緒に歩きます。 ヒマラヤスギ・プラタナスなどの大きな木々に触れたり、マテバシイ・コナラ・シラカシの ドングリを集めたりと、自然を肌で感じました。
炒ってきたマテバシイがガイドボランティアより配られ口にしてほのかな甘さに驚きました。
カラスの初列風切り羽根を広い、講師からカラスの大きさの説明を受けると、「カラスってそ んなに大きいんだ~。 ちょっと怖い気がする」との声もありました。また、シジュウカラ・メジロ・ モズ・カルガモ・カワセミなどの実物と同じ重 さのバードカービングに触れて、今まで名前だ けだった鳥を、大きさ・重さの点で実感していただきとても講評でし た。
今まで多摩地区で重ねてきたこの企画を、今回初めて新宿御苑で行いました。
目の不自由な方は、その不自由さから家に引きこもりがちになる方も多いと伺っておりま す。そんな方たちと楽
しい一日を過ごし、社会参加のお手伝いが少しでもできないかとはじ めたこの企画ですが、ガイドボランティアを務 めたあとのすがすがしさはとてもいいもので す。 このような行事の度に新鮮な感動を受け、また参加者の耳のよさに感心し、こちらが元気 をいただいていま
す。 バードカービングを制作している私たちが出来る、ボランティア活動としてこれからも続けて いきたいと思います。
参加された方からお便り（メール）もいただきました。
●古山 久さんより こんにちわ！今日は、本当にありがとう御座いました。秋の1日のんびり過ごせました。 鳥は、あまり出ませんでしたが、いろんな植物や人たちにふれ合うことが出来ました。
ゼヒ、これからも声をかけてくださいね。バードカービンのボランティアの方々に宜しく
お伝えください。ありがとう御座いました。
●安江 武さんより
本日はバードカービングに触れながらの探鳥会にご招待いただきありがとうございました． 何かとお忙しいとは 思いますが、ぜひとも次回の機会がありましたら、ご案内下さい． 森さんはじめ生徒さんらにも大変にお世話になりました．
ホームページ更新の折にはヨロシクご案内下さい．楽しみにしています
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